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title: "TypstとAsciiDocをスキャン風PDFに：CLIもRubyもアップロードも不要"
description: "Look ScannedでTypstとAsciiDocのソースファイルを開けるようになりました。.typや.adocファイルを選び、プレビューでページを確認して、本物のスキャナーから出てきたようなPDFを保存できます。"
date: 2026-10-08T05:00:00.000Z
lang: ja
source: https://lookscanned.io/ja/blog/typst-asciidoc-to-scanned-pdf
tags: ["Typst", "AsciiDoc", "PDF", "アップデート"]
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# TypstとAsciiDocをスキャン風PDFに：CLIもRubyもアップロードも不要

すべての文書がWordから始まるわけではありません。LaTeXと格闘せずに論文や手紙、履歴書、講義ノートを書ける手段としてTypstを使う人が増え、マニュアルや仕様書、運用手順書をAsciiDocで管理しているチームもたくさんあります。そこへ署名入りのスキャンを求められたのに、目の前のパソコンにはソースファイルしかない、ということがあります。

Look Scannedはこのどちらも開けるようになりました。`.typ`ファイルは[Typst（.typ）をスキャン風PDFに変換](https://lookscanned.io/ja/scan/typst)、`.adoc`と`.asciidoc`ファイルは[AsciiDoc（.adoc）をスキャン風PDFに変換](https://lookscanned.io/ja/scan/asciidoc)を使います。文書はブラウザの中でページになります。プレビューで確認してスキャン効果を加えれば、本物のスキャナーを通したようなPDFをダウンロードできます。Typst CLIのインストールも、RubyやAsciidoctor PDFも、アカウントへのログインも必要ありません。

## Typst：本物のコンパイラーがブラウザで動く

Look Scannedでは、ブラウザ向けにビルドされた公式のTypstコンパイラー（Typst 0.14）が動きます。`typst compile`と同じコンパイラーなので、ページ、改行、数式、表は手元のパソコンでコンパイルしたときと同じになり、文書で設定した用紙サイズや余白もそのまま使われます。

- **最初の1回は少し時間がかかります。** コンパイラーとTypstのフォント（合わせて約20 MB）を、初回だけLook Scannedからダウンロードします。2回目以降はブラウザのキャッシュから読み込むので、オフラインでもTypstファイルを開けます。
- **単一ファイルのみで、パッケージは使えません。** コンパイルできるのは、1つのファイルで完結した文書だけです。パッケージをダウンロードする場所がないため、`#import "@preview/…"`の行はエラーになります。ほかのファイルを読み込むものも同じで、`#image`で配置する画像、`#include`で読み込む章、CSVやJSONファイルから読み込むデータは使えません。
- **フォントはTypstの標準フォントのみです。** 本文はTypstに付属するフォントで組まれます。Libertinus Serif、New Computer Modernとその数式用フォント、そしてコード用のDejaVu Sans Monoです。パソコンにインストールされたフォントは使えないため、文書で指定したほかのフォントはこれらに置き換わります。ラテン文字（ベトナム語を含む）、ギリシャ文字、キリル文字、ヘブライ文字には対応しています。一方、日本語、中国語、韓国語の文字を表示できるフォントはなく、アラビア文字、タイ文字、デーヴァナーガリーなども正しく扱えません。これらの文字を使う文書は、プレビューで確認してください。
- **ソースはコンパイルが通る必要があります。** Typstがエラーを報告した場合は、ページの代わりにエラーメッセージが表示されます。

Typstはスキャン効果を加える前に本物のPDFを書き出すので、そのテキストを残すこともできます。PDFで保存するときに「出力設定」で「元のテキストを保持（OCRに似た機能）」をオンにすると、スキャン風PDFでも文字を検索したりコピーしたりできます。

## AsciiDoc：Rubyなしで動くAsciidoctor

AsciiDocファイルは、AsciiDocの標準的な処理系であるAsciidoctorのJavaScript版がブラウザの中で変換します。結果は余白1インチのA4ページにレイアウトされ、次の要素が反映されます。

- 文書ヘッダー：タイトル、著者、改訂情報の行。文書で`:toc:`を設定していれば目次も入ります。
- セクション、リスト、表、脚注、引用、コードのコールアウト。注記ブロック（admonition）は、アイコンではなくNoteやWarningといったラベルを文字で表示します。
- 文書で`:stem:`を設定している場合のSTEM数式。数式用のフォントできちんと組版されます。AsciiMathとLaTeXのどちらの記法も、インラインとブロックの両方で使えます。
- 文書で`:source-highlighter:`を設定している場合のコードリスト。どのハイライターが指定されていても、構文に合わせて色付けされます。この属性がなければ、ほかの環境と同じく色なしのままです。
- 長い表やコードリストは次のページへ続き、表の行が途中で切れることはありません。

反映されないものもあります。

- **`include::`はたどりません。** includeディレクティブは、読み込まれる内容の代わりに、そのパスへのリンクとして表示されます。先に1つのファイルにまとめてください。
- **画像には完全なURLが必要です。** `images/diagram.png`のような相対パスで参照した画像は見つかりません。ファイルは単体で開かれ、元のフォルダーがないためです。`https://`から始まる完全なURLの画像は配信元のサイトから読み込まれるので、インターネット接続が必要です。
- **図はソースのままです。** Asciidoctor Diagramは使えないため、PlantUMLやMermaidのブロックは入力したテキストのまま表示されます。
- **フォントはお使いの端末のものです。** 本文はパソコンやスマートフォンにインストールされたフォントで組まれるので、同じファイルでも端末によって改ページの位置が変わることがあります。
- **非常に長いファイルは時間切れになることがあります。** レイアウトは約30秒以内に終わる必要があるため、本1冊分のような文書は小さなファイルに分けてください。
- **`.asc`ファイルは受け付けません。** この拡張子はふつうPGPの鍵や署名に使われます。AsciiDocファイルなら、開く前に`.adoc`に名前を変えてください。

## .typや.adocファイルをスキャン風PDFにする手順

1. [Typst（.typ）をスキャン風PDFに変換](https://lookscanned.io/ja/scan/typst)または[AsciiDoc（.adoc）をスキャン風PDFに変換](https://lookscanned.io/ja/scan/asciidoc)を開き、ファイルを選びます。
2. ページの準備ができるまで少し待ち、プレビューを1ページずつ確認します。見出し、数式、表、コードをチェックしてください。
3. スキャン効果を調整します。小さな文字や込み入った数式がある場合は、ぼかしとノイズを控えめにしましょう。
4. 「スキャンされたPDFを生成」をクリックし、続けて「スキャンされたPDFをダウンロード」をクリックします。

画像のほうが使いやすい場合は、各ページをJPGやPNGで書き出すこともできます。選び方は[PDF・JPG・PNGの比較](https://lookscanned.io/ja/blog/scanned-document-pdf-jpg-png)で説明しています。Pro版なら、[一括スキャン](https://lookscanned.io/ja/scan/bulk)で複数の`.typ`や`.adoc`ファイルをまとめて処理できます。

## ファイルはお使いの端末から出ません

どちらの形式も、変換とスキャンはブラウザの中で行われ、ソースファイルがサーバーにアップロードされることはありません。Typstの場合、ダウンロードするのはLook Scanned自身のサイトにあるコンパイラーとフォントだけで、パッケージやほかのファイルを取りに行くことはありません。AsciiDocの唯一の例外は`https://`から始まる完全なURLの画像で、ブラウザでそのページを開いたときと同じように、配信元のサイトから取得されます。

## 知っておきたいこと

- **出力は画像でできています。** 本物のスキャンと同じく、PDFの文字は選択も検索もできません。ただし、Typstファイルで上のテキストのオプションを使った場合は別です。編集用に`.typ`や`.adoc`のソースは残しておいてください。
- **スキャン効果は必ずかかります。** Look Scannedは文書をスキャンしたように見せるためのツールです。きれいなPDFだけが必要なら、TypstやAsciidoctor PDFで書き出してください。
- **パッケージやinclude、図が必要な場合は？** TypstやAsciidoctor PDFが入っているパソコンでPDFを作り、そのPDFにLook Scannedでスキャン効果を加えてください。難しい部分は元のツールが済ませているので、どんな文書でもこの方法なら対応できます。

ほかの形式で書いていますか？Look Scannedでの[LaTeXファイル](https://lookscanned.io/ja/blog/latex-to-scanned-pdf)や[Markdown・HTML・TXTファイル](https://lookscanned.io/ja/blog/html-markdown-to-scanned-pdf)の扱いもご覧ください。

スキャンしたように見せたい`.typ`や`.adoc`ファイルがありますか？[Typst](https://lookscanned.io/ja/scan/typst)も[AsciiDoc](https://lookscanned.io/ja/scan/asciidoc)も、さっそく試してみてください。
