ブラウザのタブの中にしか存在しない書類があります。Chromeで保存した領収書のページ、請求システムが画面に表示するだけで書き出せない請求書、ログアウトすると消えてしまう確認ページなどです。そこで誰かにPDFで、しかも「スキャンしたもの」で出してほしいと言われたとき、手元にあるのはどのアプリでも開けない.mhtmlファイルや、ただの.htmlファイルだったりします。

Look Scannedでこの2種類のファイルを直接開けるようになりました。ファイルを選ぶと、ページがブラウザの中でA4ページに組まれます。あとはスキャン効果をかけて、スキャナーで読み取ったようなPDFをダウンロードするだけです。

対応しているファイル

種類 拡張子
ウェブページ .html、.htm、.xhtml
ウェブアーカイブ .mhtml、.mht

.mhtml(または.mht)は、ウェブページ全体を画像やスタイルシートごと1つのファイルにまとめたものです。ChromeやEdgeでページを1つのファイルとして保存すると作られ、レポートをこの形式で書き出すアプリもあります。ただの.htmlファイルはページの文字とレイアウトだけで、画像は別の場所にあります。

保存したメールは別の種類のファイルです。.emlやOutlookの.msgファイルをお持ちなら、EML・MSGをPDFに変換をご覧ください。

ブラウザからページを保存する

  • ChromeまたはEdge:Ctrl+S(MacではCmd+S)を押し、「ウェブページ、1 つのファイル」を選びます。これで画像を含んだ.mhtmlファイルが保存されます。「ウェブページ、HTML のみ」を選ぶと、画像を含まないただの.htmlファイルになります。
  • Firefox:Ctrl+Sで保存されるのは「ウェブページ、完全」で、.htmlファイルと画像のフォルダの組み合わせです。開かれるのは.htmlファイルだけなので、そのフォルダの画像は表示されません。画像が必要なら、FirefoxでページをPDFとして印刷し、そのPDFをスキャンしてください。
  • Safari:既定の「Webアーカイブ」形式には対応していません。「フォーマット」を「ページのソース」にするとHTMLファイルが得られます。または、ページをPDFとして印刷してください。

メールに添付されたHTMLの請求書や、ツールから書き出したレポートなど、どこかからファイルとして受け取ったページも同じように使えます。

ページには何が載る?

ページは、余白1インチのA4用紙に組まれ、長いページは自動的に次の用紙へ続きます。見出し、表、画像、ファイルに書かれたスタイルはそのまま反映されます。ページがリンクやインポートで参照しているだけのスタイルシートは読み込まれないため、「HTML のみ」で保存したファイルは、たいていサイトで見た姿より素っ気ない見た目になります。スクリプトは実行されないので、クリックしてはじめて表示される内容や、あとから読み込まれる内容はページに載りません。

.mhtmlアーカイブは、スタイルシートも含めて、その中身から表示されます。ページを保存したときにブラウザがある画像を保存していなかった場合、その位置は空白になります。Look Scannedが元のウェブサイトに取りに行って埋めることはありません。

ウェブページをスキャン風PDFにする手順

  1. ファイルに合ったページを開きます:HTMLまたはMHTML。どちらのページでも、両方の形式を開けます。
  2. ファイルを選び、ページに組まれるまで少し待ちます。
  3. プレビューをめくって確認します。改ページの位置と、必要な画像が載っているかを見ておきます。
  4. スキャン効果を調整します。ぼかしとノイズを控えめにすると、注文番号などの小さな文字が読みやすいままです。
  5. 「スキャンされたPDFを生成」をクリックし、続けて「スキャンされたPDFをダウンロード」をクリックします。

各ページをJPGやPNGの画像として保存することもできます。どれを選べばよいかはPDF・JPG・PNGの比較で説明しています。Pro版なら、一括スキャンで複数のページをまとめて処理できます。

ページはお使いの端末から出ません

ファイルの読み込みとレイアウトはブラウザの中で行われます。変換のためにサーバーへアップロードされることはありません。

ファイルの中のスクリプトは実行されません。.mhtmlアーカイブは、表示中にインターネットから何も読み込みません。唯一の例外はただの.htmlファイルです。ウェブ上の画像やフォントにリンクしている場合、ページに表示するためにブラウザがそれらを取得することがあります。

使う前に知っておきたいこと

  • ページはウェブサイトとまったく同じ見た目にはなりません:画面向けに作られたページを紙に組み直すため、段組み、サイドバー、改ページの位置は変わります。結果はスクリーンショットよりも、ページを印刷したものに近くなります。
  • リンクやフォームはただのインクになります:ボタン、メニュー、入力欄は見たままの姿で描かれますが、PDFの中では何も動きません。
  • PDFは画像でできています:本物のスキャンと同じく、文字の選択や検索はできず、リンクもクリックできません。あとで必要になる場合は、元のファイルを残しておいてください。
  • 長いページは時間がかかります:とても長い記事や表の多いレポートは、A4で何ページにもなることがあります。特にスマートフォンでは、少し時間をみてください。

PDFで提出しなければならないページはありませんか?さっそく試してみてください。