Macのテキストエディットで文章を書いている方や、昔のWindowsのワードパッドで作ったファイルを残している方なら、.rtfの文書がいくつか手元にあるかもしれません。RTF(リッチテキスト形式)は古い形式ですが、手紙やメモ、簡単な書類などでよく使われていて、今もRTFで保存や書き出しができるアプリやシステムはたくさんあります。
Look ScannedはこれまでもRTFファイルを開けましたが、試験的な対応にとどまっていました。文書全体が1枚の長いページとして表示されるため、用紙サイズや改ページが元のファイルと合わないことがほとんどでした。今回RTFの表示の仕組みを作り直し、試験的な対応という注意書きもなくなりました。
長い1枚ではなく、ページごとに表示
RTFファイルは、印刷したときに近い形で開くようになりました。
- ファイルに保存された用紙サイズ(A4やUSレターなど)を使います。
- 長い文章は、改ページが入っていなくても自動で次のページに続きます。
- 配置、インデント、行間はそのまま残ります。
数ページある手紙は、1本の長い帯ではなく、数ページのスキャン風PDFになります。
表、リスト、画像
表は罫線やセルの網かけ、配置を保ったまま表示され、長い表は次のページにまたがって表示できます。同じ行で横に結合したセルも、結合したまま表示されます。
番号付きリストや箇条書きには正しい番号が表示されます。1.1、1.2のような階層のある番号にも対応しています。
PNGとJPEGの画像は、本文の中の正しい位置に表示されます。古いWindowsのWMF形式やEMF形式で保存された画像の一部も、中身が通常の画像であれば表示されるようになりました。
古い文字コードで保存された日本語、中国語、韓国語のRTFファイルも、文字化けせずに正しく表示されます。
RTFファイルをスキャン風PDFにする手順
- RTFをスキャン風PDFに変換を開き、
.rtfファイルを選びます。 - プレビューを1ページずつ見て、フォントや表、ページの区切り位置を確認します。
- スキャン効果を調整します。文字の読みやすさを保ちたいときは、ぼかしとノイズを控えめにします。
- スキャン風PDFを生成して、ダウンロードします。
画像のほうが使いやすい場合は、各ページをJPGやPNGで書き出すこともできます。選び方はPDF・JPG・PNGの比較をご覧ください。
RTFファイルの読み込みとレイアウトは、ブラウザの中で行われます。変換のためにサーバーへアップロードされることはなく、フォントは端末にインストール済みのものを使います。
まだ完璧ではないところ
RTFは1987年から使われている形式で、アプリによって書き出し方が少しずつ違います。現時点では、次のような制限があります。
- ヘッダーやフッターが表示されなかったり、見た目が異なったりすることがあります。
- 表の中にある表は、簡略化して表示されます。
- 一部のグラフやクリップアートなど、線や図形で描かれたものは空の枠として表示されます。
- ファイルで使われているフォントが端末にない場合は似たフォントで代用されるため、改行や改ページの位置がずれることがあります。
これらが気になる文書は、Word、Pages、LibreOfficeなどで開いてPDFとして保存し、そのPDFにLook Scannedでスキャン効果を加えてください。
以前うまく表示されなかったRTFファイルがあれば、もう一度試してみてください。