中国の会社から電子インボイスを受け取ったことがあれば、それは.ofdファイルだったかもしれません。たいていのパソコンでは、ダブルクリックしてもまともに開けません。WindowsにもmacOSにも、OFDを開けるソフトが入っていないためです。
Look ScannedでOFDファイルを開けるようになりました。赤い電子印章を含むすべてのページを確認でき、紙の書類をスキャンしたようなPDFとして保存できます。
OFDファイルとは?
OFDはOpen Fixed-layout Documentの略で、画面で見ても印刷しても見た目が変わってはいけない文書のための中国の国家規格(GB/T 33190-2016)です。ほかの国でいうPDFの役割を担っていて、中国では電子インボイスや契約書、行政の書類に使われています。
問題は、中国の外ではOFDを開けるアプリがほとんどないことです。経理に回す、経費精算に添付する、ただ印刷するだけでもひと手間かかります。PDFなら、どのスマートフォンやパソコンでも開けます。
ページに残るもの
インボイスでまず目がいく部分を中心に対応しました。
- 赤い印章:電子印章はページ上に描画されるので、プレビューにもダウンロードしたPDFにも表示されます。
- 文字は正しい位置に:OFDでは1文字ずつ位置が細かく決められています。一部のインボイスにある縦書きの項目名も含めてその位置どおりに配置するので、小さな文字がずれたり切れたりしません。
- ファイル内のフォントと画像:OFDに埋め込まれたフォントを使い、QRコードなどの画像も表示します。
OFDファイルをスキャン風PDFにする手順
- OFDをスキャン風PDFに変換するページを開き、
.ofdファイルを選びます。 - プレビューに目を通し、印章や小さな文字がはっきり読めるか確かめます。
- 紙の色味や傾き、ノイズなどのスキャン効果を調整します。金額をくっきり見せたい場合は、ぼかしとノイズを控えめにします。
- 「スキャンされたPDFを生成」を選び、続けて「スキャンされたPDFをダウンロード」を選びます。
インボイスがたくさんあるときは、Pro版の機能の一括スキャンで複数のOFDファイルをまとめて処理できます。PDFと混ぜても大丈夫です。
1ページずつ画像にしたい場合は、出力形式でPNGかJPEGを選んでください。違いはPDF・JPG・PNGの比較で説明しています。
OFDファイルはブラウザ内で開いて変換します。サーバーにはアップロードされません。
送る前に
- 印章が表示されても、署名の検証にはなりません:Look Scannedは印章を見たとおりに表示するだけで、その裏にあるデジタル署名は確認しません。また、スキャン風のコピーで原本が本物だと証明することもできません。相手がインボイスを検証する必要があるなら、元の
.ofdファイルも一緒に送ってください。 - 変換後は文字をコピーできません:本物のスキャンと同じように、各ページは画像として保存されます。あとでインボイス番号をコピーしたり文字を検索したりする場合は、元のファイルを保管しておいてください。
- 特殊なファイルは少し違って見えることがあります:ファイルにフォントが埋め込まれていない場合は、お使いの端末のフォントで代用します。また、あまり使われない一部の描画効果にはまだ対応していません。送る前に、プレビューを元のファイルと見比べてください。
開けずにいたOFDファイルがあれば、こちらで試してみてください。